松本市:熟年体育大学事業について
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 松本市は、人口約204千人の長野県第2の都市であり、2000年に特例市に 移行している。
 高齢化率は19.7%と全国平均の18.5%を上回っており、急速な高齢化の進展、運動不足による体力の低下や生活習慣病の増加などの社会背景を踏まえ、熟年者を対象に健康の保持・増進を目的とした、松本市熟年体育大学を平成9年度から開設している。
 熟年者(40歳から76歳を対象)を対象に、運動の必要性の認識と運動の継続を実践・推進し、生きがいつくりと日常生活における自主的な体力・健康増進ならびに医療費の削減を図ろうとするものである。
 この事業の実施にあたっては、信州大学大学院医学研究科、信州大学教育学部との連携のもとに、財団法人松本体育協会に事業委託を行い、熟年者健康スポーツ支援センター職員が協力して運営している。
 事業内容は、期間が2年間で毎年125名の定員で、カリキュラムは次のとおりである。

1年目は
  1. 講義 運動の必要性、40%負荷のウォーキング・ストレッチ指導
  2. 実技 レクリェーション・キャンプ・ハイキング・英会話等
  3. 血液検査・体力測定  年3回
  4. ウオーキング日誌の記録
2年目は
  1. 血液検査・体力測定 個別運動処方のための測定:年3回
  2. 測定結課に基づく個別指導:原則週1回2時間
 また、市民検診で要指導者を対象に、毎年100名定員で、健康づくりセミナーを実施しており、熟年大学のカリキュラムに個別指導と栄養講座を加えて開催している。
 更に、市内29地区全てに施設整備を図り、いきいき健康ひろば事業を実施している。この事業は,地域版熟年体育大学であり、身近な地域にこだわって健康な地域づくりをめざしている。
 いきいき健康ひろばは、地区福祉ひろばが支えている。地区福祉ひろばは、高齢者をはじめとする市民が住みなれた地域で、共に支えあう地域社会の実現を、住民参画によって進める共助のひろばであり、福祉の地区公民館といったものである。
 地区の住民組織である、福祉ひろば事業推進協議会を中心に、それぞれの特色を活かしながら事業が展開されており、住民のための身近な活動の拠点となっている。
 信州大学の調査によると、松本市の医療費については、一人あたり年間約35,000円軽減されているとのことである。

 鈴鹿市においても、既設の施設や地区センター等の既存施設の活用を図りながら、高齢化社会における、高齢者の健康づくりや生きがい対策の、より充実した施策の展開を図るための取り組みを強化していきたい。

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