東京都千代田区:
千代田区型幼保一元施設いずみこども園
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 千代田区は、人口40,633人・昼間人口は855,172人で東京の中核をなし、大企業の本社機能が集中し、日本経済の中心を担う機能を併せ持っている。
 乳幼児を育成する施設でありながら、幼児教育を行う幼稚園と、保育に欠ける児童を保育する保育所は,法制度上厳格に区分されている。
 少子化や核家族化の進行による家庭での育児不安の高まりなどがあり、単に保護者の就労形態等だけで保育の必要性を判断することは、困難な状況となっている。
 このため、平成14年度から21世紀にふさわしい乳幼児育成施設として、幼稚園と保育所双方の要素を取り入れながら、両園の枠を越えた新しい幼保一元化園・いずみこども園を創設している。

1.幼保一元化の基本理念
乳幼児育成環境の一元化は、子どもと保護者の双方の視点に立って、地域の子どもが年齢や保護者の就労形態で区別されることなく、0歳から就学前までの心身の発達に合わせた一貫した方針に基づき、一つの施設において継続的に乳幼児の育成を行うことを基本理念としている。

2.こども園の特徴
  1. 設置条例の制定
    こども園条例を制定し、保育園・幼稚園を包含する新たな乳幼児育成施設として位置づけている。
    ・0歳児から2歳児:児童福祉法に適合する保育所認可を受けた施設
    ・3歳から5歳児:学校教育法に適合する幼稚園認可を受けた施設

  2. 一貫した乳幼児育成方針
    0歳児から5歳児までの一貫した育成方針を策定している。

  3. 保育所の入所要件にある・保育に欠ける要件の緩和
    地域の子どもが年齢や保護者の就労形態で区別されることなく、同じ内容の育成課程を受けられるようにした。
    (保育に欠ける度合いに保育を必要とする度合いを加えた基準を作成している。)

  4. 保育時間のパターンを選択
    年齢にかかわらず、保育時間を5つのパターンから選択できるようにしている。

  5. 管理運営体制の一元化
    一人の園長のもとに、保育士と幼稚園教員が専門性を活かしながら一体となって園の運営にあたっている。
 したがって、いずみこども園は子どもと保護者の視点に立って、保育園と幼稚園の双方のメリットを取り入れ、0歳から就学前までの継続的な乳幼児育成を行うことのできる施設である。
 千代田区では、昭和63年から年齢区分方式による、保育所と幼稚園の連携による取り組むなど、早くから幼保一元的な取り組みを行っていた。昭和50年代後半に区立の小学校と幼稚園の改築に際し、地域からかねて要望のあった保育園建設が検討されたが、当該地区では公共施設用地の確保が困難であったため、小学校・幼稚園との併設が検討されたことから、年齢区分方式が採用されたのである。したがって、施設としては保育園・幼稚園・小学校・地区集会所などの複合施設として整備されている。
 国においては平成10年3月に保育園と幼稚園の施設の相互利用を促進する動きもあり千代田区で検討がなされ全国に先駆けて、保育所と幼稚園を一つの施設として創設したものである。

 今後、鈴鹿市においても小学校の増改築.や公立幼稚園の改築、公立保育所の改築等にあたっては、施設の機能だけを考えるのではなく、0歳から就学前までの乳幼児育成施設として、子育て支援機能や放課後児童クラブなど、施設の内容や機能、運営の形態までしっかりと検討したうえで整備計画を立てることの必要性を強く感じました。

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